MENU

売上アップの極意2 「お店を代表する“一番商品”のつくり方」

売上安定、売上アップには一番商品をつくる!

売上を安定させ、さらに伸ばしていくために最も大切なのは、圧倒的な“一番商品”を持つこと。

パン店売上アップの原理原則は、ただ一つ。「一番商品づくりの原則」です!

一番商品とは、お店の売上の中で最も構成比が高く、“店を代表する名物商品”のことを指します。

ズバ抜けて、たくさん製造する・販売するパンを一品つくろう!

パン店の売上アップの原理原則は一番商品づくり。
一番商品とは、一番大きな売り上げを占める店を代表する商品。
集客UP、売上UP
新刊・図解、はじめよう!「パンの店」18ページ、19ページ参照下さい。
この一番商品が、売れれば、売れるほど、安定した売上であり、売上アップできます。 

また、その逆もあります。
一番商品の売上が下がり始めると、それに連動して二番手の商品、三番手の商品も徐々に売れなくなり、結果としてお店全体の売上が下がっていきます。
それほど“一番商品”には大きな影響力があるのです。

今すぐ実践できる改善策や繁盛のポイントを配信!

一番商品のつくり方

ここからは、“誰でもすぐに取り組める”改善策と、売れる一番商品を育てるコツをご紹介します。

その① 一番商品の売上構成(まず目標を知る)

一番商品の売上構成比の目標は 「一品で15%」 です。
これは、1日の売上のうち15%を一番商品が占めている状態を意味します。

例:売上1日10万円の店の場合
→ 一番商品で15,000円(10万円×15%)
→ 商品単価150円なら、1日100個(15,000円÷150円)

とてもシンプルで、誰でも使える指標です。

その② 魅力あふれるネーミング(“売れる名前”は武器になる)

一番商品になりやすいパンは、どこのパン屋でも人気がある“定番パン”です。

よく一番商品になる代表例

  • 食パン
  • あんぱん
  • メロンパン
  • クリームパン
  • カレーパン
  • 明太フランス(惣菜パン)
  • クロワッサン
  • ドーナツ
  • カツサンド

飲食店での例でいうと、

  • ケーキ屋=ショートケーキ
  • うどん屋=天ぷらうどん
  • パスタ屋=カルボナーラ

“多くのお店で売れている人気の定番パン”に、あなたのお店ならではの特徴をつけることがすべてです。
本、新刊・図解、はじめよう!「パンの店」ページ86,87を参照下さい!
一緒に見ていただけるとさらに、イメージしやすくなります。

事例として、札幌のどんぐりさんのメロンパンは
→「ふわふわメロンパン」

京都のコネルヤさんのクリームパンは
 →「とろーりクリームパン」。 

このように、食感の特徴をもった生地と、そのネーミングがポイントです。

このほか千葉のツオップさんのカレーパンは、5分置きに揚げたてが提供される、と言った、超!揚げたてのカレーパンです。この場合は、提供スタイルに特徴づけられていると思います。

関連動画

【売りたいものが売れるフック付きネーミングのコツ4つ】

※パン繁盛クラブにご入会で120本以上のマーケティング動画が見放題!

その③ 一番商品の「店独自の特徴づけ」

一番商品を魅力的に育てる8つのポイント

1. サイズを大きくする
一般的なサイズの1.5倍にするだけでも“特別感”が出ます。

2. 逆に、小さくする
0.7倍にして“買いやすいサイズ”“食べ比べサイズ”にする方法も有効。

3. 具材を多くする
例)クリームパン 生地35g:クリーム40g(具材比率60%)
具材量を増やすだけで満足度が一気に上がります。

4. 具材を自家製化し、素材の質を上げる
例:国産小麦◯◯使用、和牛のカレー、牛すじカレーなど。素材の魅力が、お客様の心をつかみます。

5. 独自の製法を使う
例:自家製酵母、24時間熟成、オリジナル製法など。こだわりをつくることで、選ばれる理由が生まれます。

6. 食感に特徴をつける
例:
・クリームパンを“菓子パン生地”ではなく“ブリオッシュ生地”に
・ドーナツをクロワッサン生地に
・ミラノで増えている“甘いブリオッシュクロワッサン”など

食感の違いは、お客様に強い印象を残します。

7. おいしそうなネーミングにする
ただのメロンパン →「ふわふわメロンパン」
ただのクリームパン →「とろーりクリームパン」

8. 提供スタイルに特徴をつける
例:
・石窯焼き
・◯分置きに揚げたてを提供
・注文ごとに焼き立てで提供
つくり方だけでなく“出し方”にも工夫を。

この8つの取り組み、取り組みやすい順番でやってみてください。 

独自の特徴のある商品を作る時の最大のポイント

生産性が高いことが最重要です。
目標は1時間あたり2〜3万円の生産性。

最近では、発酵が不要なタイプの生地も増え、“成型したらすぐ焼く・揚げる・蒸す”という、スピード感ある商品も増えています。
こうした高生産性の商品が、一番商品として非常に優れています。

私のクライアントにも、こうした商品づくりを強くおすすめしています。

 その④ 一番商品、生産の目安

一番商品は、1回につき8個または12個つくるこれを基本とします。

そして、営業中の各時間帯に必ず焼き上げる(もしくは揚げる)
というサイクルを保ちます。

例)
営業時間:10〜19時(9時間)
→ 毎時間焼くと8回焼成
→ 8個なら64個、12個なら96個

こうして、
「いつ来ても一番商品が売場の一番良い場所に並んでいる店」
をつくることができます。

その⑤ 一番商品を“とことん売れる”ようにする陳列

一番商品をしっかり売るために、まず大切なのは 陳列の場所 です。
お客様が最初に目にする「入口すぐの一等地」に配置しましょう。

さらに、

  • ボリュームを感じる陳列
  • 他の商品と見た目の違いが分かるプライスカード(大きさ・色・形など)
  • アイキャッチとなる『人気No.1』カードの掲示

といった工夫が、購買を大きく後押しします。

また、接客担当者のひと声も非常に効果的です。
店内での手渡し試食、レジでのひとこと説明など、「この一番商品を知ってもらう活動」を徹底することが成功のカギです。

一番商品 事例紹介

ここからは、実際に成果を出しているお店の事例をご紹介します。ぜひ参考にしていただき、あなたのお店でも一番商品をつくり、思い切って製造・販売してみてください。必ず、売上に変化があらわれます。

まずは 「あなたのお店の名物パン」 をつくることから始めましょう。

札幌 どんぐりさん 一番商品 

最強の一番商品をご紹介します。
札幌のどんぐりさんの「ちくわパン」です!
どこのパン屋さん見ても、この「ちくわパン」はなかったんですから。それは、すごいことです。

札幌どんぐりさんの圧倒的一番商品の「ちくわパン」は、焼き込み調理パンの中でも、ドーンと、その量感陳列は素晴らしいです!

三倍の陳列量です!
横に二倍、そして高く三段積んで!
プライスカードも、ドーンと、三倍!
一日500個以上も販売しているようです!

この「ちくわパン」のように、他店では見慣れないパンを一番商品にもつパン屋さんは、とにかく地域の圧倒的一番店で、地元のお客様にとってなくてはならない、絶対的存在価値の高いパン屋さんになっています。

各地には、そんなパン屋さんがチラホラあるじゃないですか!

北から、札幌のどんぐりさんの「ちくわパン」、岩手では「◯◯コッペパン」都内では、「バケット」や「フレンチトースト」、静岡では「揚げコッペパン」、名古屋でも「バケット」、大阪では「くるみパン」などがありますね。

同じ商品群をかためて陳列

平台の一番目立つとこに、一番商品は、陳列しましょう!しかも、棚割は、基本、商品群ごとに固めて陳列します!
お客様は「同じ品群=動機が同じもの」の中から、選びますから。
注意!!陳列が、バラバラでは、お客様は買い物しずらいです!

京都コルネヤさん 一番商品

「よく売れている」「みんなが買っている」商品だとランキングなどでアピールすることで、売れ筋商品を確定することができ、効率的に生産。その結果、売れ残りを防ぐことができます。

「自店には、すでに一番商品はある!」と、言われるパン屋さんどうぞ、その売上構成比を出してみてください。
最高目標は、20パーセントです。

「一番商品が20パーセントです!」と、言われるパン屋さんは、次の新しい一番商品をつくる時期です。その方法は、前述したものです。
繁盛店になるために、次から次へと、新しい一番商品開発をしましょう!

まとめ

お客様が「また食べたい」「また買いたい」と思うような、一番商品のつくり方は次の5つです。

  1. 売上構成を把握する
  2. 魅力的なネーミングをつくる
  3. 店独自の特徴をつける
  4. 生産の目安を決める
  5. 売れる陳列を行う

これを実践すれば、あなたのお店だけの一番商品が育ち、お客様から愛される店へ、確実に成長していきます。


自分では、自店の魅力や課題は意外と見えにくいもの。
そんな時は、ぜひシズルにお任せください。

【商品構成診断】で自店の現状を把握して、魅力を発見しましょう。数多くの繁盛店を分析してきたシズルが魅力再発見のお手伝いをします!バナーをクリック!

一番商品をつくる!
33,000で改善点がすぐにわかる。
診断結果レポートとオンライン診断で一番商品が作れます。

繁盛するパン屋さんには
繁盛する理由
があります!
お気軽にご質問・ご相談ください

自店に必要なことがわかる!
無料の範囲
まずは相談したいという方にはこちら

お気軽にお電話ください。

06-6889-3737